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各務周海回顧展  




関西の方へ

明日27日より京都・野村美術館にて
各務周海回顧展が9日まで開催される。

温和で深い愛情を持ち、やきものに純真な方だった。

先生の足跡をご覧いただければ嬉しい。

会期中、賢周さんも会場にいらっしゃる。

自分も何とか都合がつけて行きたい。

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信楽茶盌

信楽茶盌

信楽など焼締茶盌は、茶筅が折れるなど敬遠される事が多い。

そしていただく側の心理など分かっていない作家が作る偽、

よい茶盌は限定される。

茶道はやはり相手に感謝・尊敬の念を具現化した最たるものなので、

中途半端な作品が一番因る。

本作は明日まで開催の新作展出展作品、

岸野寛さんの茶盌である。

実用の偽の茶盌だ。

焼締というジャンルを越え、手がふと伸びる作品である。

岸野さんの作品は、遠く離れて見れば見るほど

作品が大きく見えるのに気付いた。

食器・酒器などもそうである。

その事実に出逢った時、

彼の作品を通し、

使い手の技量・見識眼が測れると思った。

彼の茶盌をお求めになる方の多くは、

茶道をよく考えられている方である事実。

事実がすべて物語っている。

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theme : 茶事・茶会
genre : 趣味・実用

若尾誠 粉青瓷茶盌

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青瓷にはカメレオンの様に色々な表情がある。

それは当然ながらプリズムによる影響が大きいが、

釉薬の色を見るのではなく、表層から奥に広がる胎土を感じる事で

神秘的な色を感じたい。

若尾さんの粉青は、化粧を青瓷釉に捉え

粉青の侘びた部分と青瓷の透明感の両方を兼ね備える。

天青の様に突き抜ける空色に近く、同時に失透した釉調が

我々日本人の心に響くのではないか。

 ありがちな重く手取りの悪いものではなく、

見込も大らかで茶筅もタチ易い。

何より掌にすっぽりと収まる落ち着きが良い。

高台の処理、ヘラの入り方など緊張感溢れる作りとなっている。

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theme : 和風、和物、日本の伝統
genre : 趣味・実用

唐津山瀬茶碗 小島直喜

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唐津山瀬茶碗 小島直喜


新作展より作品のご紹介。

本作、碗なりの山瀬茶碗だが、とにかく手取りが良い。

掌に本当に収まる。

高台の削りも潔く、口に至るまでの立ち上がりもスムーズで

見込みの圧迫感もない。

心地よい空間が広がる。

釉ダレも滑らかで、ハゼも所々にあり、見所満載である。

このお茶碗のハイライトは、正面右側に生じた薄桃色の窯変。

そもそもこの側面には、右一文字サックリと割れ目が入っている。

これは窯くべ時に薪が当たり、その影響で生じた窯変である。

焼成に長けた作家も、予想だにしなかった偶然の産物。

それだけでも本作を手に取る価値はある。


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theme : 陶芸
genre : 学問・文化・芸術

大事なもの

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新作展が始まった。

今回出展いただいた作品は、

すべて来て頂いた方に一作ずつお話したい気持ちだ。

作家の皆様には本当に感謝したい。

また、随時作品をご紹介したいと思う。

今週土日には、若尾誠さんから追加作品が届く予定だ。

とても楽しみにしている。

 今日はその新作展ではないが、数日前に写真の阪口浩史さんが

今年度の美濃陶芸大賞を受賞したのでご報告を。

阪口さんは、師・近田精二さんが亡くなられてから独立された頃に

お付き合いが始まった。

ぼくのお付き合いしている作家さんの中では古株になる。

真面目・ストイック。

それは良い作家ならみなそうだろうが、

阪口さんは非常に人間味がある。

不器用だがそこがぼくと同じで、一緒にいて心地よい。

そして反骨精神がある。

同年代として彼から学ぶ事が多いのも事実。

彼もこれから大きく羽ばたく作家だと思う。

 その彼の受賞記事が新聞に載った日。

父が他界した。

昨年12月頃から病気で、ぼくも美濃に看病に帰る事が多かった。

手術代など医療費は想像を絶するほどだった。

病気は家族の生活も侵す。

今は父がいなくなり、手続きも終わり、千葉に戻った今。

また一からスタートを切らせて頂いた。

これから父の大きさを感じていくだろうが、

まずはこの新作展を成功させたいと思う。

それが亡き父への最初の餞だと思うから。


theme : 和風、和物、日本の伝統
genre : 趣味・実用

新作展

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10日(土)より新作展が始まる。

今回の企画展はぜひ見ていただきたい。

それだけ自信を持ちご紹介する。

theme : 展示会、イベントの情報
genre : 学問・文化・芸術

豊増一雄の青華を深耕する

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前回に豊増さんの作陶姿勢など概略をご案内した。

今回は作品の根幹、原料・泉山陶石について軽くお話したい。

僕自身も磁器は学ばなければならない事が沢山ある。

その一助として頂いた資料から簡単ではあるが、自分の備忘録として当ブログに残させて頂く。

泉山陶石は非常に貴重であり、初期伊万里で使用されたとお話した。

製品の善し悪しでなく作品の善し悪しを見た場合、土ものになれた我々からすれば

泉山の方が天草筆頭に他の陶石よりスッと入れる。

 この陶石は1616年に朝鮮陶工の李参平により発見されたと云われる。

典型的なセリサイト鉱床であり、天草陶石と比較し石英粒子が小さい。

またその石英は天草などと比較しても転移温度も低いという。

その事から当然焼成方法も違い、後期唐津の産物ともリンクできる。

柔らかな風合い・緋色を出せるのも、やはり原料成分が理にかない

古伊万里を目指すのに必要なのが泉山陶石であることは疑いの余地もない。

その為いかに天草陶石が素晴らしくとも、当作家には泉山こそ宝であり

理解しなければ目的を成し得ない。

本作は本当に良い。

theme : 和風、和物、日本の伝統
genre : 趣味・実用

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