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中学教科書で思い浮かべた・・・ 梶原靖元/斑唐津茶碗

kaji_madara_chawan2.jpg

中学生の娘がいるが、期末テストで何やら試験勉強なるものをやっている。

自分は劣等生だったので、勉強するだけでも密かに尊敬する。

社会の教科書を見ていたら、江戸のリサイクル社会という面白そうなものが。

そこにワラのリサイクルが載っている。

江戸時代の主産物である米。

収穫後、ワラを材料に俵を作り貯蔵袋として、草鞋を作り副収入を上げる。
(他にも蓑など作業着として重宝したのだろう)

また、発酵させたもの・家畜小屋の敷物としたものは肥料として。

同じく酸性田畑のアルカリ肥料としてと幅広くリサイクルされていたとある。

確かに農業を知っている方であれば、ワラは今でも良質肥料として使える。

 そこで思い出したのが、梶原さんの斑唐津。

色々なところで氏の斑はワラ灰ではないことをよく話している。

成分の問題だけでワラでなくとも当然多種様々な白濁釉ができる。

古唐津も電子顕微鏡で確認すれば成分の特定ができ、梶原さんは確か2・3年前に伊万里の試験場か何かで確認している。

梶原さんが斑唐津はワラ灰でないという根拠は科学的根拠とは別に2つ。

①ルーツといわれる朝鮮会寧に、稲作文化が当時根付いていたか?

②さきほどの中学教科書に出ている様に、非常に貴重なワラを岸岳系全盛当時に雑器として作られた唐津に釉薬として使うか?もっと手軽に調達できる草木で灰をつくっていたのではないか?

さて、皆様はどう思われる?

細かなことはここまでにして、この斑唐津茶碗は本当に良い。

育つ様が楽しみにならないか。

茶を楽しまれている方は無論、酒器コレクターの方々でも手にとってほしい。

写真より何倍も良い。



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theme : 陶芸
genre : 学問・文化・芸術

格好よさ、そして美しさ



随分久しぶりにブログを更新する。

この2月、いつもの3倍速に時の経つスピードを感じている。

突然だが、ギャラリーの仕事は何だろう。

老舗・新興、都内・地方とは全く違う。

自分達の様な郊外・新興は、他の所とは違う動きをしているのだろうか。

思考錯誤する日々だが、お陰様でこの時期にも関わらず平日でも複数のお客様がいらっしゃるのは本当に有難い事だ。
(実際お求めになる事は、また別次元の話になるが。。)

確実に増えているリアルな感触が、何よりも励みになる。

その様な中、最近プチブレイク中なのが、平岡さんという昨年7月に初個展をさせて頂いた女流作家だ。

今年に入り、ある大事な方から【僕の為に作ってほしい】と大皿のご注文や、由緒あるお寺の花茶会で使用したいと銘々皿のご注文など有難いお話を頂いている。

彼女に伝えられるのが、本当に嬉しい。

菊池で賞をとっているものの無名であり、ご本人も実力をよく分ってらっしゃる。

その中で本当に少しずつだが、確実に認めて頂くファンができるのを真近で見られるのが何よりも嬉しい。

それは、ひたすら真面目に向上心を持ち、明らかに数年前とは技術レベルも、一点に対する作り込みも向上し、自分を信じ多くを犠牲にしながら陶芸にかける彼女の継続力の成せるモノだと思う。

彼女の水色の釉色は、瀬戸内のある島で採掘できる白粉というものが一要素だが、優しい光を発する。

これからその独自の色を、もっと活かせる造形・細部の作り込みが出来ると強く信じている。

凛としたその姿勢には頭が下がる。

そして力の無い自分を信じ、付いて来てくれている。

 先ほどのギャラリーの仕事の中に百貨店さんとの付き合いがあるが、今年から本格的に始まる。

地元・名古屋で別の作家からスタートするが、来年は都内百貨店で彼女の企画が入るかもしれない。

無論、自分のギャラリーが大事であり、何をおいても一番に考える。

作家作品を目的に、そして僕との会話を目的に来て下さる方々が一番大事であり宝である。

信用できるこれからの作家は、積極的に多くのポイントでご紹介していきたい。

僕達の仕事に制限はない。

ただ、産み出すまでに時間が掛かり過ぎる。

それは一言で信用と片付けられるかもしれない。

ジレンマは信用をつける前に、体力がマイナスになる。

美術の世界はこれがキツい。

最近、ギャラリーを始められる方々が自分達の周りにも多い。

色々なポジションがあるので一概に言えないが、閻魔様が喜んで待っている世界。

本当に多くの方々に迷惑をかけながら、支えて頂きながら、最初は想像を絶する超極貧の世界を泳ぐ。

いかに心を強く豊かに保てられるか。

主役は作家である。

当たり前だが、好きだけでやれないのはどの仕事も同じだろう。

毎日を天国地獄の往復ができる方々とは、同業として頑張っていきたい。

そうすれば近い将来、お互い平均の暮らしも可能か(笑)。

 先日、和服姿の美しい女性がいらした。

お話がとても心地よく、内面の美しさをとても感じた。

その素敵なお客様から、平岡さんと共通する感覚を持った。

彼女ももっと美しく、爽やかな風を感じられる作品が発表できると思った。

中には作家の人柄は関係ないという方々もいるが、僕は最初からそう思っていない。

人が作りだすもの、それは有形・無形であれロボットでない限り、必ず出る。

厭らしい作品にはその人柄が出る。

もういいでしょう、疲れました。

目先より不確実かもしれないが将来の緑をとろう。

人生長い先を考えたら特に。

あの女性のお客様は、本当に良い事を改めて気付かせてくれた。

格好よさ、そして美しさ。












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