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宮島の空




個展が終わると、ここ最近どっと気力が抜ける。

こんな事ではいけないのだが、仕事=趣味であるが故、リズムをとるのが難しい。

前厄が身体に関係あるのか。

ただ、約10日間、遠征することにしていた。

今回の主目的は、企画展の御礼周りと予定が合わず、

行きたくても行けず気が気でなかった作家への挨拶だった。

その中で、今回空を良くみようと思った。

ちょうど流星群が遠征中に見られることもあり、夜空だけでなく、

何気に見ていた空を目に焼き付けようと思った。

寒いときには寒く感じ、暑いときには暑く感じる。

子供の頃、20離れている従兄に言われていた言葉だ。

今思えば、日常些細なことも自然に受け入れ、自分の置かれている環境に感謝すること。

それが言いたかったんだと思う。

今回、九州まで一気に行くことにした。

ナゼか中国道を使う事が多かった過去だが、今回は山陽道でゆったり行く事にした。

12時間ほどで広島・宮島に着いた。

ナゼか空が優しく海を抱いている感じがした。

改めて日本も捨てたものでないと思った。
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theme : 旅先の風景
genre : 旅行

吉野桃李の枇杷萩徳利




前回、どんな作品も決して手は抜かないと当たり前のことを書いたが、

何でこうなの?という作り手が多い気がする。

感覚に身を任せているというのか。

今回は酒器で自分が気にするところ、

徳利の口作りである。

伝統系でいえば、茶陶を作る作家が多い。

自分は、茶碗以上に茶入にナゼか惹かれる。

あの小さな器体に限りない世界が詰まっているかと思うとワクワクする。

その茶入で特に気になるのが口作り。

返しの技術・神経レベルはマックスを要す。

徳利の口作りにもその技術が出る。

つまり日常使いの徳利の口作りで、その作家の力量がわかる。

その為、自分は一コレクターとして徳利マニアでもある。

ぐい呑より徳利だ。

普段使いにもするが、作家自身がわかる良いアイテムだと思っている。

吉野桃李の徳利は己を知る徳利だと思う。

彼の茶入は、若手から中堅に至る年代では完成度が高い。

茶陶と並びぜひ手にとって頂きたいアイテムだ。

theme : 陶芸
genre : 学問・文化・芸術

吉野桃李展




萩の吉野桃李展をギャラリーでは開催中。

謳い文句の様に、故坂高麗左衛門を師とし、生掛け・無論サヤなしの直火で登り窯で焼成、歩留まり5%の世界で生きる作家である。

品があり、一作がとにかく丁寧、神経が隅々まで行きとどいている。

自分に取り理想の作家の一人である。

 現にこの坂枇杷萩を作れるのは、この桃李さんを置いて他にいない。

坂の先代が亡くなり、現在は妹の純子さんがご子息の成長まで臨時で坂家を守っているとのこと。

写真では伝えにくい(単純に撮り手力量不足だが)が、実作を見ればその良さが判って頂けると思う。

 今秋は、この個展に絞り他個展をあえて入れなかった。

とにかく一人でも多くの方に見て頂きたい。

コストパフォーマンスも良く、これが本当の価格の付け方だと思う。

売ること・売名で活動する作家は短期的には良いが、長い作陶生活を考えると、一過性で終わると思う。

また、自分はどうもその様な作家とはウマが合わない様だ。

都内のド真ん中でどうぞやって下さいと思う。

 おもちゃの様な作品をお求めになるなら、

彼の様な真面目に土味だけで勝負する作家を見てほしい。

心の奥底から思う。

頼むから電子レンジでチンというものが評価されるのだけは勘弁だ。

人には好みがあると思う。

考え方も様々だ。

それは否定しない。

だが、やきものと言った以上、またファブリックでないものであればもっと真剣に構えてほしい。

ゴリ押しは無論しないが、売り手も家族とともに生タマゴすすって恥をかきまくっても頑張っている。

吉野桃李は、その期待に真剣に応えてくれる数少ない作家なのだ。

基本は品格が人もモノも大事。

ウワベの品ほどメッキが剥がれ、つまらんものはない。

逃げる作品・作家ではなく、真正面から挑む作家の評価が得られることを心の奥底から祈る毎日だ。



theme : 陶芸
genre : 学問・文化・芸術

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